| ドライクリーニングとは、石油から精製される溶剤を使い洗うクリーニング方法です。ご家庭のお洗濯水のように、捨ててしまうのではなくフィルターを循環しながら、絶えず洗濯槽(ワッシャー)内に注ぎこまれ洗います。感じとしてはご家庭のお洗濯のすすぎのような感じですが、溶剤自体に洗浄力があるので汚れを落とすことが出来ます。石油から出来る溶剤ですから、油汚れに強く水溶性の汚れ(汗、たんぱく質など)に若干弱いところがあります。それを補うために『ソープ』と言う洗剤を加えて洗います。 |
| ドライクリーニングの原理 衣類のつく主な汚れは、空気中のほこりやすすです。本来この汚れは、払えば容易に取れるはずですが、現実には、身体から分泌される皮脂や排気ガスに含まれる油分などといっしょになって衣類に粘着します。ドライ溶剤はその油状分を溶解します。この粘着油状分が溶けてしまえば、すすやほこりは機械作用によって簡単に除去することが出来ます。 |

| ではじっさいの工程を見てみましょう。 |
| 1.洗い | 溶剤を絶えず循環させながら洗います。そのままでは溶剤が汚れてしまうので、洗濯槽を出た溶剤はフィルター(ろ過機)を通り、主として不溶性の汚れをろ過します。また溶剤中に溶け込んだ油性の汚れを除去するために、蒸留釜で温度をかけ溶剤のみを蒸発させ、そのガスを液化してきれいな溶剤に再生します。この作業を蒸留と言います。 |
| 2.脱液、乾燥 | 脱液はご家庭のお洗濯の脱水と同じです。洗濯物に残っている溶剤を遠心脱液します。脱液の後は、乾燥になります。通常は洗い、脱液につづいて、そのままドライクリーニング機の中で行います。ただ家庭の乾燥機と違い、乾燥時に蒸発した溶剤は、機械内で冷却され、またもとの溶剤に戻り再利用されます。不思議に思われるかもしれませんが、ご家庭のお洗濯の時のすすぎと言う作業はございません。これは、溶剤自体に洗浄力があり、その溶剤は乾燥時にすべて蒸発してしまうため水洗いのように洗剤を入れて洗い、その洗剤を洗い流すと言う作業が必要ないからです。 お分かりのように、ドライクリーニングではほぼ100パーセント排水がないので非常に環境にやさしいと言えます。 |