毛皮、皮革の知識

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【1】毛皮の知識

〔1〕毛皮の性質
@湿度に弱い      A虫がつきやすい

〔2〕毛皮のしゅん(本節物)
動物は冬季の毛が最もよく伸び、密度も濃い、そのときに毛皮にしたものは本節物と呼ばれます。 

      

〔3〕クリーニング工程
毛皮はパウダークリーニングをします。これはとうもろこしの芯、かえでの木等を50〜100メッシュの粉末にしたものに、毛皮用洗剤と栄養剤を含ませて洗います。

           

〔4〕保管と注意事項
袖口、襟等の汚れは、汗の中の有機アミノ酸、尿素、塩化ナトリウムなどが、蓄積し、微生物の繁殖を助け変色の原因になりますので、クリーニングしてから保管します。保管温度は、10℃から15℃、湿度45%から50%が最適です。害虫は4月中旬から9月末の期間に発生しやすく、対策として温度を下げるか、防虫剤を使用します。
※当店では、毛皮の保管(保管のみも可)承っています。

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【2】皮革の知識

〔1〕皮革の性質
  • 熱に弱く高熱を受けると硬化収縮する。
  • 染色堅牢度が弱く、クリーニングで脱色しやすい。
  • 汚れ、シミが深部まで浸透しやすく落ちにくい。
  • 皮質が一定でない。
  • 水に濡れると柔軟性が変化しやすい。
  • かびやすい

〔2〕皮革の種類
銀面 光沢があり皮特有のしわ模様があります。
銀ズリ(ヌバック) 銀面を細かいサンドペーパーでこすり、表面を落とし光沢を消したものを言い、毛足が短くしっとりしていて高級とされます。
スエード 牛、やぎの皮の裏地を掻きほぐして毛羽立てて、柔らかい手触りに仕上げたもので、スウェーデンでこの仕上げが始まったのでスエードと呼ばれます。
バックスキン 本来、雄鹿(バック:buck)の皮のことを言いますが、現在ではやぎや子牛の皮で作られます。皮の表面を削って毛羽立たせスエードのように仕上げたものです。
スエードが皮の裏を使うところから、バック(back)スキンと混同されがちです。

〔4〕クリーニング工程
クリーニングはドライクリーニング溶剤を使用し、皮革用の特殊な洗剤
を添加して、短時間でクリーニングします。又皮革製品は、染色してあるので
洗浄によって薄くなった色を、スプレー染色します。

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〔5〕クリーニング上の問題点
  • 皮革製品は、染色をしてあるので、特に微妙な色合いの皮は、色の変化が起きやすい。
  • 縫製時の糊によりしみが発生す場合があります。
  • 異なる皮革素材を組み合わせた製品の場合、部分ごとで色が変わってしまう場合があります。
  • スウェード類の表面プリント模様が消失する場合があります。
  • 異素材(たとえば皮とウールのスタジアムジャンパーなど)は、他の素材に色が出てしまう場合があります。
  • 生体時の傷あとや部分色差が起きやすい。
  • カビが生えていると、収縮する場合があります。 

      

〔6〕手入れと保管
  • 着用後はブラッシングしてほこりを落とす。
  • しみがついたときは、乾いた布で手早く吸い取り、銀面の場合はクリーナーで軽くふき取る。スエードの場合は消しゴムか細かいサンドペーパーですこしずつ取り除く。
  • 雨に濡れた場合は、乾いた布でふき取り、乾燥は陰干しする。
  • 火気、高熱は厳禁。
  • カビについて
    • カビの最繁殖条件は、種類によっても違いますが一般条件は、湿度70%以上、温度20度前後です。
    • 湿度の多い夏期カビがはえやすく、クリーニングをした品物でもカビが生えるので、クリーニング後は日陰で2〜3日ぐらい風を通し良く乾燥した後、乾燥剤を入れて涼しいところに保管してください。但し、つきに1〜2度くらい風を通してください。
    • カビは発生直後でしたらクリーニングで取り除くことができますが、時間がたちますと、カビの根が皮革の内部組織に浸透し、組織を変質させるので、クリーニングをしても取り除くことができません。
※当店では、クリーニング代プラス¥500で秋まで保管するサービスを行っています。

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