2.透湿防水加工
「防水性」と「透湿性」の相反する2つの機能を実現 した加工。体からでる水蒸気(汗)は、外に出て行かないと蒸れてしまって非常に不快な感じがします。透湿防水加工は外側からの雨の浸入を防ぎ、体から出る水蒸気は外に逃がす加工です。なぜそのような不思議な加工ができるのでしょう。下の図をご覧ください。

透湿防水布の断面図です。水よりも小さく体から出る水蒸気よりも大きい無数の穴の開いた構造をしているため、外部からの雨の侵入を防ぎ、内部の湿気は外に逃がすことができます。そのため雨の日でもじめじめせず快適に過ごすことができるわけです。
- 多孔質フィルムラミネートタイプ
- 『ゴアテックス』に代表される加工。無数の微小な穴が開いている非常に薄いフィルムを生地にラミネート(貼り合わせる)する方法。他の素材より透湿性に優れているといわれます。特にゴアテックスは1cmあたり14億個といわれる孔を持つ多孔質構造で非常に対水圧が高く透湿性もよいとされています。
- 無孔質タイプ
- 上の図のような水蒸気を通す穴がないのに群れが抜けていく不思議な素材。高い防水性と透湿性を備えています。
- 多孔質コーティングタイプ
- ポリウレタン樹脂などを生地に直接コーティングした加工。比較的安価ですが他に比べ多少透湿性に劣るといわれます。代表的なものに「東レ」の『エントラント』などがあります。
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