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毛の一本一本は左上図のように表面がウロコ状になっています。ウロコが閉じた状態では、表面が滑らかなのでからみにくいのですが、そこに水分が加わると右上図のようにウロコが開いた状態になります。この状態で機械的な外力(もみ作用など)が加わるとウロコ同士のからみ合いが始まります。左下図のようにウロコには方向性があるため矢印方向には進みますが、逆方向にはウロコ同士がひっかかって進むことができません。繊維は一方の方向にしか進めず、密集するため風合いの硬化と収縮が発生します。(右下図) この現象は毛製品特有のもので縮充といいます。 |

| 水分を吸うと繊維が、膨潤し繊維の太さが増します。このため布地構造が変化し収縮します。この現象は上のフェルト化(縮充)と違い、機械的な外力がなくても水分を吸っただけでも収縮してしまいます。ですからドライ用洗剤を使った手洗いでも結局は水分を吸うので収縮してしまいます。天然繊維、再生繊維でこの現象が起き、特にレーヨンは縮みやすく、レーヨンのブラウスや裏地にレーヨンを使用しているものは、ドライクリーニングをお勧めします。 |